格安で駅・電車広告を活用する方法を考えてみた

自分で額が決められ効果測定ができるWEB広告に世界的にシフトしていってる昨今、

古き良き交通広告についてのメリット・デメリットや、

お得な活用方法をおしらせしたいと思います。



【交通広告とは】



と、非常に領域が広いのですが、

今日は特に使用しやすい電車内、駅広告について書きます。




【駅、電車広告のメリット】



①ターゲット精度


決まった場所に掲出可能なので、そこを通る通勤者、通学者、

またはイベント来訪者が想定できますね。

上記ターゲットについてはリアルな場に向かう人たちなので、

電波に比べてより精度の高いターゲティングが可能ですね。



②リーセンシー効果



直前に接触した広告が購買行動に影響を与える効果のこと。

ですので、駅や路線沿線に店舗がある場合は効果的ですね。



③反復効果



電車を待っている時や、電車に乗っている時は動きませんよね。

ですので、通勤、通学者に対して繰り返し

強制的に広告を視認させることができます。




【デメリット】

①効果測定ができない

行動ターゲティングが可能なWEB広告の興隆を鑑みると、これは大きい課題となります。

実際自分が担当者だったら、効果測定できることを覚えてしまったら、

成果がハッキリしない媒体に大きなお金出したくないですね。


ちなみに、基本効果測定は駅の場合は「駅の乗降客」、

電車内の場合は「輸送人員」が指標になります。


代理店さんによっては、

より精度の高い効果測定をしてくれるところもあるみたいですが、

WEBほどの精度はありません。


②ある程度まとまった予算が必要(なイメージ)

後述しますが、基本的には輸送人員や、駅利用者数から価格が決まっているので、

首都圏は3桁から、ものによっては1000万近い媒体も多く、

都内だと電車の中吊り広告1週間で200~300万スタートの広告もザラにあります。


詳しくは、

JR東日本企画:http://www.jeki.co.jp/transit/mediaguide/lineup/

メトロエージェンシー:http://www.metro-ad.co.jp/media/price/

あたりに記載されてますが、

なかなか潤沢に予算で無い限り、出稿のハードルが高いメディアですよね。





【100万円以内で使えるお得な使い方】



と、いうことでこのくらいの予算でしっかり効果を出すには、、、




結論、「地方のイベントを狙いましょう。」というのをオススメします。



以下に理由を記載します。




①価格の違い

実は電車広告、駅広告の料金は東京近郊の価格だけ非常に高いのです。

というのも、前述したよう輸送人数や利用人数に準拠しているのと、

地方に比べ車通勤の割合と比べると、圧倒的に電車利用者が多いからです。


その分首都圏を外すと、一気に価格が下がります。

たとえば、JR北海道の中吊りシングルで139200円です。


同条件で山手線に掲出すると400万円します。

そう考えると安くないですか?


②イベントをねらえ

安いだけでは使う要因にはなりません。


ポイントは確実にターゲットがグッと増える瞬間を事前に想定できることです。

例えば、GLAYのファン層にリーチしたいと仮定して、

ライブが北海道のスタジアムで開催されるとすると、

50000人規模のお客様が移動されてきますよね。

しかも確実にスタジアムがある最寄駅に降り立ちます。


そうすると、普段は1日2000〜3000人規模の乗降客が

その日に限っては52000〜53000人に一気にリーチできます。


ただ、小さい駅には媒体が少ない事も多いので、

その場合アクセス導線になる駅をおさえちゃえば良いです。


例えば、札幌駅や新千歳から会場までの導線上の広告を抑えていっても、

首都圏と比べると全然安いです。


最近だと主要駅にはサイネージが充実されてきていて、

比較的安く、1週間の短期掲出も可能で使いやすいです。


【こんな時に使おう】

自分の業界が参加する大規模な展示会が行われる駅・路線で関係者への認知狙いだったり、

音楽以外のイベントにライブでお呼ばれした際の、新規ファンに対する認知など、

狙っているターゲットが明確にあれば、その人たちが集まる機会って結構ありますよね。



【最後に】

以上、交通広告(電車・駅編)の使い方でした。

地方の駅や路線は手を出しやすいので、

ツアーやイベントの際に活用してみるのも良いかもしれません。


別途、興味ある方のために国内フェス一覧表などもありますので、

また別途書いていきたい思います。

A&Rラボ

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