え、2ヶ月待ち!? タクシー広告のポテンシャルについて
今日はタクシー広告のポテンシャルについてです。
この記事では
前半で「広告としてのタクシー」を、
後半で「PRソースとしてのタクシー」について書いております。
・まずはタクシーのいま
全国台数:24.5万台
東京法人タクシー:2.8万台
乗車人数1日1台あたり:32.5人
平均乗車時間:19分
24時間365日稼働!
タクシー広告の特徴は乗客が動けないスペースなので、
ターゲットと広告の相性が良ければ、
目にしてもらえる可能性が高いことです。
・タクシー利用者属性
男女比
男性48.5% 女性51.5%
おお、女性比の方が高いのは意外ですね。
年齢別
30代未満:8.5%
30代:16.4%
40代:20.2%
50代:20.6%
60代以上:34.3%
※東京ハイヤー・タクシー協会「2014年度タクシーに関するアンケート調査結果」
また、40代以降で75%を占める事より
年配の方がターゲットとなりますね。
職種別
会社員:49.6%
公務員:2.6%
会社経営:7.0%
自営業:5.4%
自由業:5.4%
主婦:21.3%
学生:1.7%
その他:9.8%
※東京ハイヤー・タクシー協会「2014年度タクシーに関するアンケート調査結果」
会社員がほとんど!
そして経営者が多いのも特徴です。
以上の事より、30代以上の、
サラリーマンや富裕層向けの商材が最適と言えます。
・じゃあタクシー広告ってどんなメニューがあるの?
①アドケース
掲出台数:500台以上
掲出期間:1ヶ月単位
掲出費用:1000円 台/月
よく目にするパンフレットです。
ライザップやエステ、コーヒーメーカー、毛髪の育成剤など、
中高年向けターゲットの企業が出稿していますね。
価格も手頃でターゲットの目の前にあり、視認性も抜群なので、
首都圏では非常に人気でここ数年はきっちり全ての枠が埋まりきっている事がほとんどです。
②サイドウインドウ
掲出台数:200台以上
掲出期間:1ヶ月〜
掲出費用:1000円/台・月
こちらは両面で出せるので、外からも視認が可能です。
よくあるケースとしては中で芳香剤を実際に車内でプロモーションし、
「この芳香剤は⚪︎⚪︎です」というような「何か」を補完する使われ方が多いです。
③ドアステッカー
掲出台数:600台以上
掲出期間:1ヶ月単位
掲出費用:600円〜 台/月
車内でこちらも視認性が高く、お手頃なので、
短期プロモーションに最適です。
④スーパーステッカー
掲出台数:100台以上
掲出期間:1ヶ月単位
掲出費用:3500円〜/台/月
タクシーの後ろの窓に大きく掲出する広告です。
後部車両への訴求が期待できるので、「眠け覚まし」系の飲料やお菓子の
出稿が多いです。
ただ、ステッカーの制作費が他に比べ高いので、
短期ではなく、中長期的に掲出する事が多いのが特徴です。
⑤ラッピング
掲出台数:1台以上
掲出期間:1ヶ月単位
掲出費用:35000円〜/台/月
左右の前後ドアをラッピングすることになるので、
インパクトのある広告です。
ちなみに、車の外に広告を施す事になると、
交通広告というカテゴリに入るため、
審査が必要になってきます。
また、媒体費用と制作費に加え、
屋外広告物許可申請手数料や審査手数料が別途必要になります。
・費用シュミレーション
例えば、アドケースを500台、1ヶ月間掲出したシュミレーションをしてみます。
1日あたり「32.5人」 × 1ヶ月「30日」 × 台数「500台」で考えると、
50万円の予算で、487500人に広告接触させることができます。
雑誌で例えると、50万部発行の雑誌に、50万円で広告を掲出し、
なおかつ広告が限りなく少なく見やすい場所にあるのと同等と考えることが
できるのではないでしょうか。
(乗車人数の重複とか、雑誌は貸し借りあるとかそのあたりは無視して考えてます。)
ですので、比較的割高な広告と考えて良さそうですね。
・PRソースとしてのタクシー
とは言っても、ターゲットの年代が高い媒体ですので、
音楽やエンタメ業界でも活用できるようなタクシーの利用方法を考えてみます。
まずは事例から、
事例1 ライザップ
ライザップはドアラッピングに、あんどんもオリジナルにし、さらに運転手の制服や
車内のアドボードまでもジャックしてました。
さらに運転手さんにライザップについての研修を実際に受けてもらい、
しっかりと理解してもらい、入会を促進しているそうです。
事例2 井村屋
また、「井村屋」の肉まん50周年記念として、
タクシーを金色に塗装しラッピングを促し、乗客に
記念品サンプリングという企画も実現しております。
この事例によって、
・塗装可能
・運転手さんもメディアになってもらえる(衣装、口コミ、サンプリング)
・あんどんカスタマイズも相談可
ということがわかりました。
踏まえ、、
・エンタメ、音楽向けの活用方法イメージ
たとえば、
例1 ライブのVIP向け送迎車案
目的:コアファンのエンゲージメント向上、商品の付加価値作成
指標:商品購入数
ライブのVIPチケット購入者向け施策として、
ラッピングと車内媒体で「世界で1台のタクシー」を作り出し、
自宅〜会場までの送迎、そこでしか見れないオリジナル動画、秘蔵音源が聞け、
さらに到着時にはグッズ一式がアーティスト公式運転手からプレゼント!とか
非常にドキドキする気がしませんか?
オプションとしてアーティストが帯同してくれるとか、
そのままバックヤードに乗り付けて楽屋挨拶行けるなど、
いくら出してもイイ!って言ってくれるコアファンいそうですよね。
例2 アドトラックの代替案
目的:認知、PRソース
指標:SNSのエンゲージメント、メディアへの露出
タクシーは時間貸しという設定があり、1H6000円〜くらいでお借りすることができ、
(会社による)そうするとルートの指定や、特定のお客さんだけ乗車してもらうということも可能です。
アドトラックの相場に比べると、単価が安いことを利用して、
交通広告として3台のラッピングを施したタクシーが連なり、
「道玄坂」を回遊してる様子など、インパクトがありますね。
TV、WEB向けのニュースソースとしてや、
SNS投稿を促進する企画を紐付けることによって、
大きく訴求することが可能です。
・タクシージャックの気になるご予算は?
通常メニューではないことや、ラッピングは審査が必要なこともあって、
全て相談しながらとなりますので一概には言えません。
ただ、大体塗装込みでも1台50万円弱でしっかりとした体裁のものにできるそうです
ミニマムだと、ラッピング35000円と時間借りで1日100000円弱あればできちゃいますね。
・まとめ
どうでしたでしょうか?
今日はタクシー広告と、その活用方法について書かせてもらいました。
よければプロモーション時にお役立てください。
※出典(株式会社タクシーアド 媒体企画書)
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